記事解説



記事解説 北里大学片山教授の9月1日発表の実験について



9月1日 次亜塩素酸水の効果・安全性に関するNHK誤報に対する放送倫理委員会への提訴について



7月12日 NITE委員長のインタビュー記事について



公正中立であるべきNITE検討委員会の委員長が最初から思い込みをもって国の諮問報告に挑んだことをインタビューで発言しています。5月28日中間発表のファクトシートでも6月26日最終報告でもNITEの試験と関係ない空間噴霧について誤報を招く発表がされたことの背景の一部が明らかになりました。
「試験も評価もしていない」という空間噴霧について委員会に諮らずに最終発表会見で発言していたことは公的諮問機関の委員長として不適切であり、組織倫理的な問題があります。国民のために新型インフルエンザに有効という公的試験結果を発表している委員長自身が特定商品のきわめて例外的事例をあたかもすべての製品に欠陥があるかのような心証操作的発言を行い、新型コロナウイルスとの闘いに大きな期待が寄せられている次亜塩素酸水を「オススメしない」と否定しています。

BuzzFeed News 7月12日14:22 https://news.yahoo.co.jp/articles/d8f26b13c030de0df90f4dc1a7331a9e561aeb2b?page=1

次亜塩素酸水関係分(抜粋) 松本「身近な界面活性剤が効くわけだから、わざわざ次亜塩素酸水を使う必要はないのではないかなというのが、私の印象です」「次亜塩素酸水は不安定なので、効果が出せない場合がある。いつ作られたかわからず、どこまで有効かわからない商品を買ってきて、『高いから』とちびちびと少量ずつ使うのであれば、本末転倒なわけです。だから、残念ながらオススメしない。界面活性剤で、本当に十分ですから」
次亜塩素酸水の噴霧には「NO」
今回、評価の対象となったのは、アルコール消毒液などの代わりに身の回りの物品にかけたり拭いたりして消毒する手段だ。手指の消毒に使ったり、空中に噴霧したりした場合の有効性、安全性は対象外だった。松本委員長は、次亜塩素酸水の噴霧について「間違ったやり方だ」と語る。そもそも噴霧の安全性が、公的に確認されていないためだ。「噴霧器に次亜塩素酸水を入れて噴霧するよう推奨する情報があり、『これはまずいな』と思っていました」「消毒液全般として、噴霧での消毒は推奨されていないんです。吸入していい消毒液は、世の中にありません。それをわかっていただきたいと思います」「安全性を証明するのは、すごく難しいんですよ。場合によっては、1年以上かけてやる必要があり、最終的には人体に対する検証も必要になる。人に全く害がなく、ウイルスを殺せるのであれば良いと思います。しかし、そうしたものは存在しない」

[記事解説] このネット記事でも記載されているようにNITEの試験では手指の消毒に使ったり、空中に噴霧したりした場合の有効性、安全性の評価は対象外だった。にもかかわらずNITEの評価委員会の委員長が私見として空間噴霧を否定することは諮問機関の職権を逸脱する行為である。個人の見解を最終報告の記者発表や取材インタビューに答えることは職責の立場上不穏当、不適切な言動でありNITE委員会の中立・公正性にも疑問が持たれることになった。安全性についての科学的所見も医学的症例報告もなしに特定の製品を批判することは責任ある立場の医学者としても疑問を持たれる行為である。
ちなみに「噴霧の安全性が公的に確認されていない」という記載は明白な誤りである。本会議HPに掲載のとおり公的研究所・試験機関による噴霧吸入の安全性試験は数多く発表されており、農水省特定農薬審査委員会の試験結果でも法的規制値以下であり動物実験で安全性が証明させており現実に全国の農作業で活用されている。いみじくも委員長は「人に全く害がなく、ウイルスを殺せるのであれば良いと思います。しかし、そうしたものは存在しない」とインタビューに答えているが、まさにそれこそが次亜塩素酸水溶液のもつ特徴である。


7月3日 6月26日発表「次亜塩素酸水」を使ってモノのウイルス対策をする場合の注意事項に関する質問書




「次亜塩素酸水」を使ってのモノのウイルス対策をする場合の注意事項 ポスター記載事項への質問


6月26日 NITEの発表に関しての記事解説・質問書




「次亜塩素酸水」を使ってのモノのウイルス対策をする場合の注意事項 ポスター記載事項への質問


〇拭き掃除には、有効塩素濃度80ppm以上のものを使いましょう。
←濃度の根拠はなにか? 報告書では35ppmと書いてあるがどう違うのか。

〇ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを水に溶かして使う場合、有効塩素濃度100ppm以上のものを使いましょう。
← 40~50ppm程度で死活できたと証明できる試験データは多くあり、100ppmの根拠は? 100ppm以下の50ppm、80ppmなど最低これだけで効くという濃度を試験しなかったのはなぜか?

〇元の汚れがひどい場合などは、有効塩素濃度200ppm以上のものを使うことが望ましいです。
←200ppmの根拠は? NITE試験の結果の表記か?

〇十分な量の次亜塩素酸水で表面を80ppmでヒタヒタに濡らす。
←NITEが実験した結果か?「ヒタヒタ」という感覚的表現はどう実行すればよいのか。
使用法を知らせるポスターなのに現実的な使用法が想像できない。次亜塩素酸水溶液に浸して絞った布巾で十分除菌可能ではないか。スプレーボトルでテーブル全体にスプレーして拭き取ればよいのではないか。

〇アルコールのように少量をかけるだけでは効きません。
←NITEで同量でアルコールとの効果比較試験をしたのか。

〇少し時間をおき(20秒以上)、きれいな布やペーパーで拭き取る。
←20秒以上の根拠は。流水の20秒と混同していないか。
拭き取るのは次亜塩素酸ナトリウムのように「残留物」があるからか?ヒタヒタにしてしまったためテーブルが使用不能になるからか?

〇酸と混ぜたり、塩素系漂白剤と混ぜたりすると、塩素が発生する可能性があります。
←「塩素系漂白剤を酸と混ぜると塩素ガスが発生する危険があります」のまちがいでは?次亜ナトリウムと混同しているのではないか。

〇人がいる場所で空間噴霧すると吸入する恐れがあります。
←NITEの委員会が実験も評価していないものをなぜ記載したのか。
前回5月28日に発表し修正を行った反省が全く生かされていないのはなぜか。今すぐ修正して、QA対応すべき。政府間で評価の祖語があるならば改めてNITEで試験すべき。

〇空気中の浮遊ウイルスの対策には、消毒剤の空間噴霧ではなく、換気が有効です。
←次亜塩素酸水溶液は「消毒剤」ではない。次亜塩素酸ナトリウムと混同しているのではないか。

〇修正されることがあります。
←最終報告後、タスクフォースが解散しても修正可能か。担当箇所はどこになるのか。

〇流水でかけ流す場合、有効塩素濃度35ppm以上のものを使いましょう。
←前ページで80ppmとあるが、使用法で濃度に差があるのはなぜか?

〇装置から生成されたばかりの次亜塩素酸水を用いて流水かけ流しを行ってください。
←「生成されたばかり」とあるのは、保管備蓄タイプのものは適合しないのか。

〇アルコールのように少量かけるだけでは効きません。
←同量の次亜塩素酸水とアルコールとの比較試験をしたのか。
アルコールでも除菌対象によっては少量では効果がないがアルコールの新型コロナウイルスに対する効果の詳細試験は行ったのか。なぜ発表されないのか。

〇製品に、濃度(pH)、有効成分(有効塩素濃度)、使用方法、使用期限の表示があることを確認しましょう。
←pH値とは水溶液の酸~アルカリの位置を示すもので、濃度ではない。誤解を招く。

〇ご家庭等で、次亜塩素酸水を自作すると、塩素が発生する可能性があり、危険です。
←塩素ガスに修正すべきでは。

〇新型コロナウイルスに、次亜塩素酸水を20秒反応させたところ、35ppm以上(ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムは100ppm以上)で、有効性が確認されました。
←ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムもpH値を微酸性(pH5~6.5)に調整すれば同じ結果が出る。100ppm以下の試験はしていないのではないか。

〇手指等への影響、空間噴霧の有効性・安全性は評価していません。
←前回の誤報道を招いた反省から大きく前面で注意するべき。

〇本資料では、「次亜塩素酸水」は「次亜塩素酸を主成分とする酸性の溶液」をさしています。食品添加物としても用いられる、電気分解によって生成された「電解型次亜塩素酸水」と次亜塩素酸ナトリウムpH調整やイオン交換、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムの水溶などによって作られた「非電解型次亜塩素酸水」の両方を含むものです。
←定義は最初に書くべき。酸性のものだけではなく、微アルカリのものは含まないのか。中性溶液は含まないのか。

〇人体に付着したウイルスの消毒・除去や、感染の予防・治療を目的とする場合は、医薬品又は医薬部外品としての承認が必要です。現時点において「空間噴霧用の消毒剤」として承認が得られた製品は存在しません。
←この試験自体が効能をしらしめるためのもので、感染の予防に使うよう奨励している。使用者がどう判断してよいのか混乱する記載であり、何を目的に記載したのか?

消毒や除菌効果をうたう商品は、目的に合ったものを、正しく選びましょう。水色チラシへの質問書そもそも今回のNITEの試験で有効とした発表した次亜塩素酸水溶液が記載されていないのはなぜか?全国で広く使用されているアルコールが入っていないのはなぜか?
NITEの報告なのにNITEの試験にかかわらないチラシが発表されたのはなぜか?

〇チェックポイント 使用方法 有効成分 濃度 使用期限
←次亜塩素酸水溶液の場合は、濃度とpH値の確認

〇テーブル、ドアノブなどの身近な物の消毒には、塩素系漂白剤や、一部の家庭用洗剤等が有効です。
←アルコールと次亜塩素酸水はなぜ記載されないのか?

〇まわりに人がいる中で、消毒や除菌効果をうたう商品を空間噴霧することは、おすすめしていません。
←消費者庁が制作したチラシならば危険性を試験した結果は?
空間噴霧できるものは現状では次亜塩素酸水しかない。次亜塩素酸ナトリウムと混同していないか? スプレー式除菌も空間噴霧とかんがえるのか?


6月26日のNITE発表に対する本会議のスタンス


今回の発表は、新型コロナウイルス対策に次亜塩素酸水溶液が有効であることを政府が確認した画期的なものであり、これからの感染対策に具体的に、より効果的に活用してもらうために業界としても検討を進めていく。

また、今回の関連資料の中で、次亜塩素酸水溶液の効果的な活用手段としての空間噴霧について科学的根拠に基づかない否定的記載があるが、国民のみなさまに安心して活用してもらえるようにより理解しやすいエビデンスや事例などを公表し、当局と一緒にガイドラインを検討していくなどして科学的根拠のない誤った風評を正していく。

新型コロナウイルスとの闘いは始まったばかりであり、本会議ではその強力な戦力となる次亜塩素酸水溶液の普及と活用を促進していくのでみなさまの応援をお願いいたします。

質問書

NITEの報告と同時に厚労省、経産省、消費者庁のロゴが入ったポスターが発表されたがこれはNITE委員会の監修を受けていないものと認識している。今回報告された試験結果をもとに委員会の監修を経て正しく作られたものではない。数値的には報告書から引用されているかのように見えるが、明らかな間違いが多くある。

特に科学的根拠がないままに次亜塩素酸水溶液の空間噴霧が危険であり推奨しないと記載されているが、公的機関により数十年にわたり動物実験により人間に害がないという科学的証明がされており、労働環境基準値の数十分の1という法規制に従っている商品に対して、なんのデーターもなく風評のままに危険であると政府が発表する事は誤った風評の拡大を行っているものでありすぐに撤回するべきである。

いま必要とされている新型ウィルスとの戦いに有効な、人体に無害でかつ効率的に除菌を行う方法に対して、データも科学的証明もなしに感覚的に批判し封殺しようとする行為は結果的に国民の感染対策を広げる不作為の罪であり、明確な誤りであり、科学への冒涜である。 学会で数十年にわたり発表されてきており、現場でも長く採用されている感染防止対策に対して明確に否定するのであれば、データと学術的試験結果を持って証明するのが常識である。今、健康と生命に関わる感染が現実に広がっている中でそれを防ぐための実績ある除菌液を根拠なく誹謗中傷することに対して冷静に科学的な評価を行うことを望む。

国民の健康と命を守る義務がある政府には、誤った風評を抑えることにこそ力を注ぐ義務があり自らが科学的分析もせずに風評を拡大するべきではない。

このポスターに科学的根拠のない国民を惑わす文言を採用した監修責任者は誰なのか誰の指示において記載したのかを質問する。

委員会が明確に「空間噴霧について試験していないので評価しない」と明記しているものに対して、委員会の承認を得ずにポスターでは危険であると記載する事は今回の試験結果報告における無資格者による捏造行為である。

5月28日の発表においてファクトシートに誤解を招く記載を多く採用し現在の不安と混乱を招いたことの反省もなく、委員会のルール違反を認識しながら、委員会の意思とは違う行動を行った責任者は公の場でその理由を述べるとともに謝罪すべきである。 次亜塩素酸水溶液は日本で発明された後、世界で広く採用されており空間噴霧も除菌の効率的方法として各国で採用されている。アメリカの政府でも安全な除菌剤として採用されておりロシア政府ほか各国も採用している。
NITEと経産省、事務局に参加した厚労省、消費者庁は国民に広がった不安と混乱を解消するために、今後次亜塩素酸水溶液の空間噴霧の有効性と安全性について専門委員と業界団体の専門メーカーを集めた実用に即した検討会と科学的試験を継続することを求める。

またメディアにおいては新型コロナウイルスへのもっとも効果のある除菌方法について公正な正しい事実と取材に基づいた報道を求める。


6月16日 文部科学省 有人空間に噴霧するケースを認めました。


文部科学省は6月4日付けの事務連絡「学校における消毒の方法等について」で学校で次亜塩素酸水を噴霧するときは「児童生徒等がいる空間で使用しないでください」と通達していましたが、6月16日の「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」で有人空間に噴霧するケースを認めました。
これは経産省・NITEの中間発表が変更されたことに合わせて修正されたことに伴う見解で、新しい通達では「メーカーが提供する情報、厚生労働省などの関係省庁が提供する情報、経済産業省のファクトシートなどをよく吟味し、使用について判断するようお願いします。なお児童生徒等の中には健康面において様々な配慮が必要な者がいることから使用に当たっては学校医、学校薬剤師等から専門的な助言を得つつ、必要性や児童生徒等に与える健康面への影響について十分検討してください。」となっています。

次亜塩素酸水溶液普及促進会議では次亜塩素酸水溶液の効能と空間噴霧の安全性について当ホームページで発信しております。

今回の文科省通達変更で学校現場で安心して使っていただけるように学校・教育現場向けのページを新設しますのでこちらもご覧ください。これから猛暑の時期がくる中で、教室の窓を開けたままの熱中症のリスクと、窓を閉めてクーラーで冷房をとることによるコロナウイルス感染のリスクに対して、次亜塩素酸水溶液空間噴霧よる教室の完全除菌とクーラーによる室内循環によるウイルス感染を防ぐために次亜塩素酸水溶液の正しい取り扱い方を解説しております。


7月6日高市早苗総務大臣からの手紙



6月12日NHKおはよう日本報道について


NHKは5月28日のNITEの中間発表を自らの誤報により「次亜塩素酸水」はコロナウィルス対策に有効ではないかのような風評を日本に広めて結果的に感染対策を後戻りさせて感染を広げる危険な状況を作ってしまっています。
6月12日の「おはよう日本」では「次亜塩素酸水溶液」の有効性が疑わしいため利用者が不安になり店舗や学校、タクシー会社から撤去される取材を行い、早く有効なのか無効なのかをはっきりさせて欲しいとコメントしています。
自分でマッチで火をつけておいて火消しをするわけでもなく無責任なコメントをする厚顔な姿勢には公共放送機関としての役割に疑問を感じます。昨日6月11日に「次亜塩素酸水溶液」の有効性と安全性を研究者がサイエンスの世界で説明すると言う次亜塩素酸水溶液普及促進会議の記者会見にはNHKは取材参加していません。
経産省記者クラブ、厚労省記者クラブ、文科省記者クラブ、日本記者クラブにもリリースしてあった記者会見を無視したまま一部の研究者、業界では有効という主張をしているとワンフレーズで片付けています。
北海道大学や帯広畜産大学の研究チームが新型コロナウィルスには有効であると言う研究発表を行っているにもかかわらずNITEの試験結果を待つという公正さに欠ける報道です。
6月下旬に発表される経産省から有効性が発表されたときの批判をかわすための誤報修正のステップの一環と思われますがマッチポンプ以外の何者でもありません。
経産省が有効と発表したときにNHKは自社の誤報による社会の混乱と感染者の拡大についてどのように責任を認めるのかが問われます。
(6月12日 7:53掲載)


9月1日 次亜塩素酸水の効果・安全性に関するNHK誤報に対する放送倫理委員会への提訴について



7月12日 NITE委員長のインタビュー記事について



公正中立であるべきNITE検討委員会の委員長が最初から思い込みをもって国の諮問報告に挑んだことをインタビューで発言しています。5月28日中間発表のファクトシートでも6月26日最終報告でもNITEの試験と関係ない空間噴霧について誤報を招く発表がされたことの背景の一部が明らかになりました。
「試験も評価もしていない」という空間噴霧について委員会に諮らずに最終発表会見で発言していたことは公的諮問機関の委員長として不適切であり、組織倫理的な問題があります。国民のために新型インフルエンザに有効という公的試験結果を発表している委員長自身が特定商品のきわめて例外的事例をあたかもすべての製品に欠陥があるかのような心証操作的発言を行い、新型コロナウイルスとの闘いに大きな期待が寄せられている次亜塩素酸水を「オススメしない」と否定しています。

BuzzFeed News 7月12日14:22 https://news.yahoo.co.jp/articles/d8f26b13c030de0df90f4dc1a7331a9e561aeb2b?page=1

次亜塩素酸水関係分(抜粋) 松本「身近な界面活性剤が効くわけだから、わざわざ次亜塩素酸水を使う必要はないのではないかなというのが、私の印象です」「次亜塩素酸水は不安定なので、効果が出せない場合がある。いつ作られたかわからず、どこまで有効かわからない商品を買ってきて、『高いから』とちびちびと少量ずつ使うのであれば、本末転倒なわけです。だから、残念ながらオススメしない。界面活性剤で、本当に十分ですから」
次亜塩素酸水の噴霧には「NO」
今回、評価の対象となったのは、アルコール消毒液などの代わりに身の回りの物品にかけたり拭いたりして消毒する手段だ。手指の消毒に使ったり、空中に噴霧したりした場合の有効性、安全性は対象外だった。松本委員長は、次亜塩素酸水の噴霧について「間違ったやり方だ」と語る。そもそも噴霧の安全性が、公的に確認されていないためだ。「噴霧器に次亜塩素酸水を入れて噴霧するよう推奨する情報があり、『これはまずいな』と思っていました」「消毒液全般として、噴霧での消毒は推奨されていないんです。吸入していい消毒液は、世の中にありません。それをわかっていただきたいと思います」「安全性を証明するのは、すごく難しいんですよ。場合によっては、1年以上かけてやる必要があり、最終的には人体に対する検証も必要になる。人に全く害がなく、ウイルスを殺せるのであれば良いと思います。しかし、そうしたものは存在しない」

[記事解説] このネット記事でも記載されているようにNITEの試験では手指の消毒に使ったり、空中に噴霧したりした場合の有効性、安全性の評価は対象外だった。にもかかわらずNITEの評価委員会の委員長が私見として空間噴霧を否定することは諮問機関の職権を逸脱する行為である。個人の見解を最終報告の記者発表や取材インタビューに答えることは職責の立場上不穏当、不適切な言動でありNITE委員会の中立・公正性にも疑問が持たれることになった。安全性についての科学的所見も医学的症例報告もなしに特定の製品を批判することは責任ある立場の医学者としても疑問を持たれる行為である。
ちなみに「噴霧の安全性が公的に確認されていない」という記載は明白な誤りである。本会議HPに掲載のとおり公的研究所・試験機関による噴霧吸入の安全性試験は数多く発表されており、農水省特定農薬審査委員会の試験結果でも法的規制値以下であり動物実験で安全性が証明させており現実に全国の農作業で活用されている。いみじくも委員長は「人に全く害がなく、ウイルスを殺せるのであれば良いと思います。しかし、そうしたものは存在しない」とインタビューに答えているが、まさにそれこそが次亜塩素酸水溶液のもつ特徴である。


7月3日 6月26日発表「次亜塩素酸水」を使ってモノのウイルス対策をする場合の注意事項に関する質問書




「次亜塩素酸水」を使ってのモノのウイルス対策をする場合の注意事項 ポスター記載事項への質問


6月26日 NITEの発表に関しての記事解説・質問書




「次亜塩素酸水」を使ってのモノのウイルス対策をする場合の注意事項 ポスター記載事項への質問


〇拭き掃除には、有効塩素濃度80ppm以上のものを使いましょう。
←濃度の根拠はなにか? 報告書では35ppmと書いてあるがどう違うのか。

〇ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを水に溶かして使う場合、有効塩素濃度100ppm以上のものを使いましょう。
← 40~50ppm程度で死活できたと証明できる試験データは多くあり、100ppmの根拠は? 100ppm以下の50ppm、80ppmなど最低これだけで効くという濃度を試験しなかったのはなぜか?

〇元の汚れがひどい場合などは、有効塩素濃度200ppm以上のものを使うことが望ましいです。
←200ppmの根拠は? NITE試験の結果の表記か?

〇十分な量の次亜塩素酸水で表面を80ppmでヒタヒタに濡らす。
←NITEが実験した結果か?「ヒタヒタ」という感覚的表現はどう実行すればよいのか。
使用法を知らせるポスターなのに現実的な使用法が想像できない。次亜塩素酸水溶液に浸して絞った布巾で十分除菌可能ではないか。スプレーボトルでテーブル全体にスプレーして拭き取ればよいのではないか。

〇アルコールのように少量をかけるだけでは効きません。
←NITEで同量でアルコールとの効果比較試験をしたのか。

〇少し時間をおき(20秒以上)、きれいな布やペーパーで拭き取る。
←20秒以上の根拠は。流水の20秒と混同していないか。
拭き取るのは次亜塩素酸ナトリウムのように「残留物」があるからか?ヒタヒタにしてしまったためテーブルが使用不能になるからか?

〇酸と混ぜたり、塩素系漂白剤と混ぜたりすると、塩素が発生する可能性があります。
←「塩素系漂白剤を酸と混ぜると塩素ガスが発生する危険があります」のまちがいでは?次亜ナトリウムと混同しているのではないか。

〇人がいる場所で空間噴霧すると吸入する恐れがあります。
←NITEの委員会が実験も評価していないものをなぜ記載したのか。
前回5月28日に発表し修正を行った反省が全く生かされていないのはなぜか。今すぐ修正して、QA対応すべき。政府間で評価の祖語があるならば改めてNITEで試験すべき。

〇空気中の浮遊ウイルスの対策には、消毒剤の空間噴霧ではなく、換気が有効です。
←次亜塩素酸水溶液は「消毒剤」ではない。次亜塩素酸ナトリウムと混同しているのではないか。

〇修正されることがあります。
←最終報告後、タスクフォースが解散しても修正可能か。担当箇所はどこになるのか。

〇流水でかけ流す場合、有効塩素濃度35ppm以上のものを使いましょう。
←前ページで80ppmとあるが、使用法で濃度に差があるのはなぜか?

〇装置から生成されたばかりの次亜塩素酸水を用いて流水かけ流しを行ってください。
←「生成されたばかり」とあるのは、保管備蓄タイプのものは適合しないのか。

〇アルコールのように少量かけるだけでは効きません。
←同量の次亜塩素酸水とアルコールとの比較試験をしたのか。
アルコールでも除菌対象によっては少量では効果がないがアルコールの新型コロナウイルスに対する効果の詳細試験は行ったのか。なぜ発表されないのか。

〇製品に、濃度(pH)、有効成分(有効塩素濃度)、使用方法、使用期限の表示があることを確認しましょう。
←pH値とは水溶液の酸~アルカリの位置を示すもので、濃度ではない。誤解を招く。

〇ご家庭等で、次亜塩素酸水を自作すると、塩素が発生する可能性があり、危険です。
←塩素ガスに修正すべきでは。

〇新型コロナウイルスに、次亜塩素酸水を20秒反応させたところ、35ppm以上(ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムは100ppm以上)で、有効性が確認されました。
←ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムもpH値を微酸性(pH5~6.5)に調整すれば同じ結果が出る。100ppm以下の試験はしていないのではないか。

〇手指等への影響、空間噴霧の有効性・安全性は評価していません。
←前回の誤報道を招いた反省から大きく前面で注意するべき。

〇本資料では、「次亜塩素酸水」は「次亜塩素酸を主成分とする酸性の溶液」をさしています。食品添加物としても用いられる、電気分解によって生成された「電解型次亜塩素酸水」と次亜塩素酸ナトリウムpH調整やイオン交換、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムの水溶などによって作られた「非電解型次亜塩素酸水」の両方を含むものです。
←定義は最初に書くべき。酸性のものだけではなく、微アルカリのものは含まないのか。中性溶液は含まないのか。

〇人体に付着したウイルスの消毒・除去や、感染の予防・治療を目的とする場合は、医薬品又は医薬部外品としての承認が必要です。現時点において「空間噴霧用の消毒剤」として承認が得られた製品は存在しません。
←この試験自体が効能をしらしめるためのもので、感染の予防に使うよう奨励している。使用者がどう判断してよいのか混乱する記載であり、何を目的に記載したのか?

消毒や除菌効果をうたう商品は、目的に合ったものを、正しく選びましょう。水色チラシへの質問書そもそも今回のNITEの試験で有効とした発表した次亜塩素酸水溶液が記載されていないのはなぜか?全国で広く使用されているアルコールが入っていないのはなぜか?
NITEの報告なのにNITEの試験にかかわらないチラシが発表されたのはなぜか?

〇チェックポイント 使用方法 有効成分 濃度 使用期限
←次亜塩素酸水溶液の場合は、濃度とpH値の確認

〇テーブル、ドアノブなどの身近な物の消毒には、塩素系漂白剤や、一部の家庭用洗剤等が有効です。
←アルコールと次亜塩素酸水はなぜ記載されないのか?

〇まわりに人がいる中で、消毒や除菌効果をうたう商品を空間噴霧することは、おすすめしていません。
←消費者庁が制作したチラシならば危険性を試験した結果は?
空間噴霧できるものは現状では次亜塩素酸水しかない。次亜塩素酸ナトリウムと混同していないか? スプレー式除菌も空間噴霧とかんがえるのか?


6月26日のNITE発表に対する本会議のスタンス


今回の発表は、新型コロナウイルス対策に次亜塩素酸水溶液が有効であることを政府が確認した画期的なものであり、これからの感染対策に具体的に、より効果的に活用してもらうために業界としても検討を進めていく。

また、今回の関連資料の中で、次亜塩素酸水溶液の効果的な活用手段としての空間噴霧について科学的根拠に基づかない否定的記載があるが、国民のみなさまに安心して活用してもらえるようにより理解しやすいエビデンスや事例などを公表し、当局と一緒にガイドラインを検討していくなどして科学的根拠のない誤った風評を正していく。

新型コロナウイルスとの闘いは始まったばかりであり、本会議ではその強力な戦力となる次亜塩素酸水溶液の普及と活用を促進していくのでみなさまの応援をお願いいたします。

質問書

NITEの報告と同時に厚労省、経産省、消費者庁のロゴが入ったポスターが発表されたがこれはNITE委員会の監修を受けていないものと認識している。今回報告された試験結果をもとに委員会の監修を経て正しく作られたものではない。数値的には報告書から引用されているかのように見えるが、明らかな間違いが多くある。

特に科学的根拠がないままに次亜塩素酸水溶液の空間噴霧が危険であり推奨しないと記載されているが、公的機関により数十年にわたり動物実験により人間に害がないという科学的証明がされており、労働環境基準値の数十分の1という法規制に従っている商品に対して、なんのデーターもなく風評のままに危険であると政府が発表する事は誤った風評の拡大を行っているものでありすぐに撤回するべきである。

いま必要とされている新型ウィルスとの戦いに有効な、人体に無害でかつ効率的に除菌を行う方法に対して、データも科学的証明もなしに感覚的に批判し封殺しようとする行為は結果的に国民の感染対策を広げる不作為の罪であり、明確な誤りであり、科学への冒涜である。 学会で数十年にわたり発表されてきており、現場でも長く採用されている感染防止対策に対して明確に否定するのであれば、データと学術的試験結果を持って証明するのが常識である。今、健康と生命に関わる感染が現実に広がっている中でそれを防ぐための実績ある除菌液を根拠なく誹謗中傷することに対して冷静に科学的な評価を行うことを望む。

国民の健康と命を守る義務がある政府には、誤った風評を抑えることにこそ力を注ぐ義務があり自らが科学的分析もせずに風評を拡大するべきではない。

このポスターに科学的根拠のない国民を惑わす文言を採用した監修責任者は誰なのか誰の指示において記載したのかを質問する。

委員会が明確に「空間噴霧について試験していないので評価しない」と明記しているものに対して、委員会の承認を得ずにポスターでは危険であると記載する事は今回の試験結果報告における無資格者による捏造行為である。

5月28日の発表においてファクトシートに誤解を招く記載を多く採用し現在の不安と混乱を招いたことの反省もなく、委員会のルール違反を認識しながら、委員会の意思とは違う行動を行った責任者は公の場でその理由を述べるとともに謝罪すべきである。 次亜塩素酸水溶液は日本で発明された後、世界で広く採用されており空間噴霧も除菌の効率的方法として各国で採用されている。アメリカの政府でも安全な除菌剤として採用されておりロシア政府ほか各国も採用している。
NITEと経産省、事務局に参加した厚労省、消費者庁は国民に広がった不安と混乱を解消するために、今後次亜塩素酸水溶液の空間噴霧の有効性と安全性について専門委員と業界団体の専門メーカーを集めた実用に即した検討会と科学的試験を継続することを求める。

またメディアにおいては新型コロナウイルスへのもっとも効果のある除菌方法について公正な正しい事実と取材に基づいた報道を求める。


6月16日 文部科学省 有人空間に噴霧するケースを認めました。


文部科学省は6月4日付けの事務連絡「学校における消毒の方法等について」で学校で次亜塩素酸水を噴霧するときは「児童生徒等がいる空間で使用しないでください」と通達していましたが、6月16日の「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」で有人空間に噴霧するケースを認めました。
これは経産省・NITEの中間発表が変更されたことに合わせて修正されたことに伴う見解で、新しい通達では「メーカーが提供する情報、厚生労働省などの関係省庁が提供する情報、経済産業省のファクトシートなどをよく吟味し、使用について判断するようお願いします。なお児童生徒等の中には健康面において様々な配慮が必要な者がいることから使用に当たっては学校医、学校薬剤師等から専門的な助言を得つつ、必要性や児童生徒等に与える健康面への影響について十分検討してください。」となっています。

次亜塩素酸水溶液普及促進会議では次亜塩素酸水溶液の効能と空間噴霧の安全性について当ホームページで発信しております。

今回の文科省通達変更で学校現場で安心して使っていただけるように学校・教育現場向けのページを新設しますのでこちらもご覧ください。これから猛暑の時期がくる中で、教室の窓を開けたままの熱中症のリスクと、窓を閉めてクーラーで冷房をとることによるコロナウイルス感染のリスクに対して、次亜塩素酸水溶液空間噴霧よる教室の完全除菌とクーラーによる室内循環によるウイルス感染を防ぐために次亜塩素酸水溶液の正しい取り扱い方を解説しております。


7月6日高市早苗総務大臣からの手紙



6月12日NHKおはよう日本報道について


NHKは5月28日のNITEの中間発表を自らの誤報により「次亜塩素酸水」はコロナウィルス対策に有効ではないかのような風評を日本に広めて結果的に感染対策を後戻りさせて感染を広げる危険な状況を作ってしまっています。
6月12日の「おはよう日本」では「次亜塩素酸水溶液」の有効性が疑わしいため利用者が不安になり店舗や学校、タクシー会社から撤去される取材を行い、早く有効なのか無効なのかをはっきりさせて欲しいとコメントしています。
自分でマッチで火をつけておいて火消しをするわけでもなく無責任なコメントをする厚顔な姿勢には公共放送機関としての役割に疑問を感じます。昨日6月11日に「次亜塩素酸水溶液」の有効性と安全性を研究者がサイエンスの世界で説明すると言う次亜塩素酸水溶液普及促進会議の記者会見にはNHKは取材参加していません。
経産省記者クラブ、厚労省記者クラブ、文科省記者クラブ、日本記者クラブにもリリースしてあった記者会見を無視したまま一部の研究者、業界では有効という主張をしているとワンフレーズで片付けています。
北海道大学や帯広畜産大学の研究チームが新型コロナウィルスには有効であると言う研究発表を行っているにもかかわらずNITEの試験結果を待つという公正さに欠ける報道です。
6月下旬に発表される経産省から有効性が発表されたときの批判をかわすための誤報修正のステップの一環と思われますがマッチポンプ以外の何者でもありません。
経産省が有効と発表したときにNHKは自社の誤報による社会の混乱と感染者の拡大についてどのように責任を認めるのかが問われます。
(6月12日 7:53掲載)

誤報による次亜塩素酸水溶液活用の不安と誤解についての解説


(2020年6月)


5月28日のniteによる新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価に関する検討委員会の中間報告書に「次亜塩素酸水」については、今回の委員会では判定に至らず、引き続き検証試験を実施することとされました。とありましたが、各種メディアで空間噴霧などは安全ではないなどの発表がされています。


5月29日NITE新型コロナウイルスに対する
消毒方法の有効性評価中間発表についての
次亜塩素酸水溶液促進会議見解

(2020年6月)


NITEの中間発表について各社の報道があり、
なかには誤報もあり次亜塩素酸水溶液を使っている全国の多くの人に誤解と不安を与えているので、解説情報を送ります。

[NITE発表] 
https://www.nite.go.jp/information/osirase20200529.html 

『なお、「次亜塩素酸水」については、今回の委員会では判定に至らず、引き続き検証試験を実施することとされました。』
※6月4日にはNITEホームページにて次亜塩素酸水中間QAが掲載され、有効性も空間噴霧も否定していないという見解を出している。

[報道例]
NHK報道リード部分
製品評価技術基盤機構は、新型コロナウイルスの消毒目的で利用が広がっている「次亜塩素酸水」について、現時点では有効性は確認されていないとする中間結果を公表しました。
⇐あっていますが、今回の発表は「界面活性剤の効果について」述べたものです。
次亜塩素酸水について発表しているものではありません。
NITEでは噴霧での使用は安全性について科学的な根拠が示されていないなどとして控えるよう呼びかけています。
⇐間違っています。

Yahoo!ニュース 
次亜塩素酸水、新型コロナへの有効性は確認されず。NITE調査 Impress Watch 
⇐間違っています。(その後、サイトへの反論批判の書き込みで炎 上し、タイトルも変えたようです)

[次亜塩素酸水溶液促進会議コメント]
〇次亜塩素酸水溶液のウイルスへの有効性については過去の新型インフルエンザやO-157、ノロウイルスなどへの除菌効果から新型コロナウイルスにも効くのではないかと期待を集めています。

〇除菌液不足の中で感染防止をしなくてはならないときに、厚労省が国会答弁などでも「次亜塩素酸水はエビデンスがないので推奨できない」とするのに対して、4月15日に経産省がNITEと試験するという発表がありました。

〇5月には北大玉城名誉教授研究グループと帯広畜産大学研究グループでそれぞれ「次亜塩素酸水溶液の新型コロナウイルスへの除菌効果試験結果は有効」との判定を発表しています。

〇今回の製品評価技術基盤機構NITEの中間報告は「現時点では確認されていない」というもので有効性を否定しているものではなく、次回報告を待つものです。

〇委員会資料で添付されているファクトシートから報道を起こしている記事もありますが、ファクトシートは検討委員会時点での知見をまとめたもので随時修正されるものです。(6月4日現在のNITEホームページでは、報道根拠をくつがえす掲載をしています)

〇空間噴霧についてもNITEが試験をして危険性を警告しているという事実はありません。ファクトシートに参考情報として掲載しているのも次亜塩素酸水溶液を特定した見解ではなく、「消毒液」という大きなくくりでの注意喚起で、同じく掲載されている厚労省の注意でも当初「次亜塩素酸を含む消毒薬の噴霧については」とあったものを「次亜塩素酸ナトリウムに係る注意事項」であると追記修正しています。

〇WHO見解も米国CDC資料も「消毒剤」と記載されており次亜塩素酸水溶液を特定していません。当然「消毒剤」には毒性のある除菌液もあり、人体に影響のない規制値以下の濃度に希釈されるものもあり、厚労省のように次亜塩素酸水ナトリウムのことを言っているのかもしれません。次亜塩素酸水溶液でも濃度とペーハーによっては危険な場合はあります。

〇事故情報データバンクに報告された2例についてはメーカー名も薬剤名も濃度も確認しないまま掲載しており、薬剤の問題か使用方法の問題かも調べずに研究機関の分析もないまま、書き込みだけで「人体への実際の影響がある」と断定するかのような記載がされています。

〇WHOに指摘されるまでもなく、勘違いして次亜塩素酸ナトリウムを空間噴霧している人がいます。中国や韓国では重症者がでています。「次亜塩素酸水溶液」と「次亜塩素酸ナトリウム」は別ものです。次亜塩素酸水溶液について報道するときには読者・視聴者が勘違いしないように必ず注意してください。

〇ファクトシートでいくつも引用されている福崎智司先生の「次亜塩素酸の科学-基礎と応用-」には、P91~P104 「第7章 次亜塩素酸水溶液の超音波霧化による施設環境の殺菌」の章で「次亜塩素酸水は空間噴霧が有効であり人体にも安全である」と書かれてあります。(添付) ここの部分だけファクトシート資料に引用されていないことが不思議です。 

全国で長年現実のいろいろな除菌に活躍していて、いままでも新型インフルエンザや0-157の拡大防止に活躍し今年もこれからの食中毒、ノロウイルス対策に使用され、次のシーズンのウイルス対策にも期待される次亜塩素酸水溶液については新型インフルエンザ感染予防対策はもちろんこれからの「新しい生活」のためにももっとも期待できる除菌液です。

次亜塩素酸水溶液は紫外線に弱く効果のある期間が短いという欠点がありましたが、パウダーならば必要なときに必要なだけ新鮮な除菌液を作ることができます。

NITEの今後の予定でも「電気分解法以外で生成したもの」も継続検討されると記載がありますので試験してもらえることを期待しています。

メディアのみなさまにはできる限りの取材協力をしますので、多方面の研究と実用について正確に前向きに取材報道してください。北大玉城名誉教授もアドバイスしてくれます。

北海道の復活と「新しい生活」に向けてESI㈱と㈱あかりみらいが全道自治体に寄贈している「高純度次亜塩素酸水溶液生成パウダー」による住民配布を実行している自治体にも先日ある団体から怪文書メールが届いています。国民の命が掛かり、生活が変わっていくこの非常事態においてさえも業界の利権や自分の市場を守ろうとする団体や活動家の間違ったアピールや情報に惑わされずご取材ください。

PS. この件で朝から何件も問い合わせがある中に、いま東京のある名誉教授から「ノーベル賞受賞者の山中教授がご自身の情報発信のHPで、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(次亜塩素酸水溶液生成パウダーの主原料)を使って消毒をした後にはウィルスは検出されなかったという論文を紹介しておられました!」という情報をいただきました。 

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